こんにちは。ぷにんたです。
貴方は宗教を信仰していますでしょうか。私は無宗教であり無神論です。私は神はいないと思っていました…。実際どうなのでしょう。
世界には様々な宗教が存在しています。日本にもたくさんの宗教団体があり、信仰している対象も様々。宗教の営みが生活の一部である人もいますね。
なぜ人は宗教を頼りにしているのだろう?という疑問と闘っていました。今回は宗教についてお話しようと思います。
宗教の起源
宗教は神や仏といった超自然的な存在に対しての信仰、そしてそれにかかわる営みを指します。神仏の教えを信じることで、安らぎを得たいとする心の働きのことです。
宗教によって起源は違いますが、日本では昔、火山の噴火や地震、雷、嵐など説明できない天災に対し「これは神がやったことだ、きっと神がお怒りだ」と思うようになったことから宗教が生まれました。天候や農作の善し悪しも神の機嫌からくるものであると信じられてきました。
そのため神にお供え物をしたり儀式を行ったりと、神に無病息災を祈るようになったのです。
科学の発達から神がやったことではないと証明できるようになってからこのような考えは衰退していきます。
しかし未だに魂や生きる意味など科学で証明できず答えがみつからない見えないものに対しての思想を導くため宗教は存在しています。
なぜ宗教にすがるのか
宗教というのは洗脳だとかオカルトだとかあまり良い印象を感じない方もいるかと思います。私は最近までオウム真理教だとかアレフだとか邪悪な宗教が存在していたことばかりに目が行き、宗教について良い印象はありませんでした。しかしこの「宗教は怖い」というのは偏見であり間違いなのです。
宗教にすがるということは、自分ではどうにもできないことを神に祈って満たしたいという気持ちの現れであり、神にすがることで願いが叶うと信じられてきました。
宗教というのは思想です。思想は人生の杖となりこの宗教という杖をつきながら人生を歩んでいきます。
なぜ杖が必要なのか
人は愛や友情、幸せ、魂など形のないものを信じ生きています。このように
人が形のないものを信じたもの、それが「宗教」です。
人間は見えないものに対しての存在や意味を追求しようとします。罪悪感や死生観など見えないけれど存在するものに対して奥深く追求し答えを導けるよう宗教に託しました。
宗教が見えないものに対し追求した結果、人々に様々なものをもたらしました。安らぎや希望を与え、人間の力ではどうすることが出来ないことに対して解決の糸口を見出してくれました。しかし宗教は利権や紛争、暴力、猜疑心なども我々にもたらしました。
一部の人々には、信心深くいることで心が満たされ保たれることもあります。信心深いことで人によっては善にも悪にも成りうる宗教ですが、正しく宗教を信仰すれば人生を豊かに安らかに歩むことができます。
科学が発達して、物理主義、個人主義になった今、目に見えることだけを純粋に信じる無神論者も増えつつあるのは時代の流れであり、そして人類が発達してきたためです。
宗教は必要ない?
「ちゃんと生活している人には宗教は必要ない。弱い人が宗教に縋るんだ。」….果たしてそれは本当なのでしょうか?
いいえ、この固定概念は良くありません。
確かに、わからないものへの恐怖を打ち消し心の安定を図るために宗教はあるとも言えます。ただ弱い人が宗教を信仰するのではありません。人間は人生の窮地に立った時にすがるべきものが必要です。宗教は辛い時に助かる手段でもあります。宗教が長くの間無くならず活動してきたのは、人間は本能的に崇拝する対象を必要としているからです。特に信仰をしていない人でも、いざとなった時神に祈ろうとします。
無事出産できますように。
無事合格しますように。
無事手術成功しますように。
というように「自分は無宗教だ」と感じる人でも無事や成功を祈ろうと神社に行きお祈りをします。そして交通祈願や安全祈願等の御守りを持つことで安心し、無意識に安全に努めようとします。
弱い人が宗教にすがるのではありません。人は潜在的に頼りにする対象を求め、その頼りや祈りを糧に生きているのです。
無宗教の人っているの?
そもそも日本人の多くは宗教を義務教育で習いはしますが、宗教の教えを信じている人の方が少数だと思います。日本人が無宗教化しているのは宗教を悪用していた人達がいたからということもあります。だから宗教に対しいい印象を持たないのです。日本人は宗教を必要としないというよりかは、特定の宗教を持たないという日本人特有の無宗教だと思います。
しかし日本人は無宗教どころか多宗教と言われています。特に忙しいのは年末年始。
クリスマスになればキリスト教のお祝い、大晦日は仏教、元旦は神道。そして初詣に近くお寺や大きい神社へ行く….ブレッブレですが、宗教を意識していませんよね。結婚式はキリスト教で、お葬式は仏教。これは日本なりのスタイル、定番です。文化ともとれます。1日1日のイベントを楽しむ。これが楽しみであり、思い出となるのです。
様々な宗教のイベントに参加していれば他宗教だということではありません。時代の流れです。
まとめ
宗教とは人生の杖。宗教はわからないことへの恐怖から解放するための思想ということがわかりました。
宗教は怖いという考えを止め、いざとなった時に頼りになるものと捉えると人生もっと楽に、そして豊かになるかもしれません。
神とは自分の中に存在しているものかもしれませんね。
それでは次回!
一説によると宗教に対する信仰が無くなってうつ病のなる人が増えたらしいですよ。
昔は宗教があり心の拠り所があったみたいです。
信仰という心の支え、必要な場合もあるかもしれませんね。