こんにちは。ぷにんたです。
サイコパスという言葉、聞いたことありますでしょうか。最近世に浸透してきた言葉で、この言葉にいい印象を持つ方はたぶんなかなかいないだろうと感じます。
気付かないうちに忍び寄るサイコパス。サイコパスとは劣悪な殺人鬼だけではなく、私たちの身近に潜んでいるのです。
今回は、そんな厄介で危険なサイコパスについてお話します。
サイコパスとは?
精神病質(サイコパシー)である人のことを指します。反社会的な人格を持ちます。
正しい病名は反社会性パーソナリティ障害です。
性格が正常から逸脱しており、反社会的な性格や行動などからサイコパスの周りの人や社会は悩まされます。
サイコパスは先天的な前頭葉の障害によって精神病質を引き起こし、健常者の脳波とは違う脳波を出します。精神病質は遺伝病だとされています。しかし、サイコパスの思考は幼児期の虐待や歪んだ家庭環境、いじめによっても形成されることがあります。
サイコパスの8〜9割が言語能力の認知機能に異常があり、言語処理を左脳でなく右脳で行っているようです。
サイコパスの特徴
他人を欺いたり操作したり、権利や所有物を侵害することに罪悪感を感じることはありません。そんなサイコパスにはこのような特徴があります。
- 口達者で社交的だがそれは皮相である
- 自己中心的で傲慢である
- 罪悪感や責任感が欠如している
- 共感できず思いやりがない
- 感情が浅く表面的
- キレやすく怒ると感情を抑えられない
- 良心が欠如している
- ずるく、ごまかしがうまい
- 独占欲があり嫉妬深い
- 衝動的で行動をコントロールするのが苦手
- 将来の計画を立てることができない
- 人に寄生するかのような生活をする
- 興奮がないとやっていけず、飽きてしまう
- 成人してからも反社会的な行動をする
上記のことを行うのが苦手ではありますが、これらの特徴を隠して自身を偽装し巧妙な手口で立派な人物に魅せるため、一見魅力的な人物に見えてしまいます。特に疑いの目で見なければなかなかその正体に気付くことができません。
自身の利益のために人を欺き操作します。特に将来の計画を立てることが困難な為、衝動的な行動に出ることが多々あります。仕事を断続的に休んだり、理由なく職に就かなかったりと無責任な行動をします。言葉と行動が合っていません。
他者は皆自分のための道具であり、親切な人ほど餌にしやすいのです。サイコパスは自分を悲劇のヒロイン振ることがあり、それに親切に関わろうとすると返って酷い目に遭わされます。この操作によって人が傷付いたり苦しんだりすることで自己陶酔感を生みます。
サイコパスは全てが危い人物というわけではなく、会社で大きく成功している成功型サイコパスもいます。饒舌で魅力的にみえるため成功を招くこともあるのです。また容姿が良い人が多いのは、普段から自己陶酔のため等身だしなみを必要以上に整え、自分を魅せているからです。
診断基準
サイコパスは飲酒運転や窃盗、運転の速度超過といった逮捕されるような行動を繰り返すことがあります。18歳以上でないと診断できず、15歳より以前に社会的規則を守らないことを反復的に、そして持続的に行ってきたかどうかをも判断基準に含めます。
サイコパシーチェックリスト(PCL-R)では、先程上記で述べたサイコパスの特徴と更に犯罪歴があるかどうかという項目が含まれています。しかし犯罪という項目に対しては批判もあり、犯罪歴があることが診断基準として必須ではありません。
もしあなたと上記の特徴がかなりの確率で当てはまっていたとしたらサイコパスに近いかもしれません….。
こんな人に要注意
思いつきですぐに行動に移す人
計画が苦手で行動に責任を取らないので、衝動買いや思いつきでの行動が容易にできます。衝動的な行動によるトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
言ったことを覚えていない人
嘘を慢性的についたり、言ったことをすぐに忘れたりします。言葉に責任を取らないため自身に危険を感じた時、他者を加害者に仕立て上げます。
相手によって態度を変える人
自分が望んでいる世界を創り上げたいため、自身の気に入らない人を徹底的に排除しようとします。そのためにサイコパスはいい顔をして社交的に人に振る舞い、周りから固めようとしていきます。すると自分が手を下さなくても自身の周りが気に入らない人間を排除してくれる、そう考え行動します。
質問編
「あなたは今まで一緒に働いた人との間で何か問題があったときどのように解決してきましたか?」
と質問した時に相手が答えなかったり、話を逸らしたりするとサイコパスの可能性があるようです。
問題が起きた時に他者と協力して解決するより、他者を使って解決しようとする考えが大きいからです。
まとめ
サイコパスは生まれつきの脳の異常であることは仕方のないことです。しかし良心や責任感の欠如など社会人として努力して直すことが可能な部分はあります。
特に今回の記事で伝えたいことは、サイコパスに気を付けろということよりかは、苦しむ程自分にとってマイナスな人とは少し距離を置き、相手に欠如していると感じた部分は包み込むような優しさで伝えてあげることが大切です。
自分にとっても相手にとってもプラスとなるような関係性を築いていきましょう!
それでは次回!
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