【小説】職場に私だけ…?職場に女性が自分だけな時どう対処するか

こんにちは。ぷにんたです。

職場に女1人ぼっち、または男1人ぼっちになってしまった経験ありますか…?

男女平等に働けるようになってきた今、性別関係なく働ける環境が整ってきましたがまだまだ問題点はたくさんです。

私は性別を気にはしていませんが、一応は女という扱いになります。

1年前まで私は男100人の中、私女1人という地獄のような部署に入れられた経験の持ち主。

今回は、孤独を抱える方に向けて私の経験を元に色々お話をしようと思います。

男100人の部署に入れられた私の葛藤の秘話

約2年前のことでした。私はとある企業様の契約社員の面接を受けて採用になり早速働くことに。

ト〇タとかデ〇ソーとかいう会社は男女比率はそれ程差はなく、女性も働きやすい環境にあるという情報を嗅ぎつけていたので、まぁ私が働くところも大丈夫であろうと安心していました。

そして入社日。同僚の女の子達と仲良くなり「どこに入るのかなー?」「一緒だったらいいなー♪」なんて5人でキャッキャ楽しく会話をしたのも束の間、まさかの離れ離れという事態。私は1人の女性と一緒に部署へ行きました。1人仲間がいてよかった….

私の部署はオープニングスタッフと言っても過言ではない、出来たてほやほやの部署。勿論ルールというルールもなく、全て1から皆で作っていこう!という悶々とした雰囲気の部署でした。

企業といえばメガネを掛けた真面目な男性ばかりの印象でしたが何かが違う。そう、若い陽キャ的な男の人100人の部署。誰として静かそうな人がいない。

やばい。

私はどちらかというとそんなにキャッキャしたタイプではなく、さっきまで女の子同士で話してた時なんて完全に自分を繕っていたくらい。

そんな私が陽キャの男100人に馴染めるか?まだもう1人女性がいてよかったなと思っていたら早速1人の陽キャが話しかけてくる。

「宜しくお願いしまーす!!」

私は「よ、よよ、宜しくお願いします!!!」なんてオドオドしながら返事をしました。気持ち悪がられたかな…

初めてのご挨拶

朝には朝礼というものがある。私は会社勤めをしたことがないのでそんなことつゆ知らず気を抜いていると、いきなり「じゃあ(ぷにんた)さん、自己紹介して下さい」なんて言われたので、震えながらもそれっぽい自己紹介をかましました。

すると陽キャならではの大喝采。え、なんか凄いこと言ったっけ?

もしかして受け入れてくれたかな?

そう、有難いことに歓迎モードでした…。

朝礼が終わり皆それぞれ仕事につきます。男性陣皆が気を遣いながら、どう接するか探っているようにも見えました。

仕事を教えて貰うことになり、男性陣が私にたくさん色んなことを教えてくれました。新しい部署できたばかりなのに皆仕事について詳しく、そして教え方も皆優しくて話題も振ってくれる陽キャ達。なんだか嬉しい。

でもなかなか1日目は溶け込めずにいました。

唯一の女性が辞めた

次の日。同じ部署に入った唯一の仲間と思っていた女性が辞めました。

女1人になった。

私、その女性になんかした?どうしよう女1人…

不安な気持ちが荒波のように頭の中を流れてくる。

そう100対1になってしまったのです。

でも折角入ったんだし、やるしかない。私はキャラを変えるしかない、と遂に陽キャスイッチを入れました。

今1番大切なことは

やる気と愛想

とにかく笑顔で「ごめんなさい、ここ教えて下さい!」「うわ!できん!もう1回!」「なぁ〜!!!」なんて自分を奮い立たせながら、とりあえず1週間このキャラで頑張ってみました。

頼まれたことはしっかりこなし、ナヨナヨせずにハキハキと喋る。これが鉄則です。

重いもの持てない〜なんて言わずに、「持ちましょうか?」なんて言われても「行ける!!!」と返す。これも鉄則。

すると色んな人が私に「女性1人だけど大丈夫?」「困り事ないですか?」なんて話しかけてくれるようになりました。

そっか…今女1人だけど、困り事…ないな。

女性1人ということもあって、可愛がって頂けるのです。なんだか褒めて頂くことが多くて、どんどん綺麗になっていく気がしました。

悪く言えばチヤホヤです。

女1人だと目立つのでよく見られるんです。携帯見ながら歩いている所を目撃されたり、出先で見かけられたり、何かあるとすぐ噂になる。嫌な噂はありませんでしたが、すぐ自分の名前が出てくるのはとても恥ずかしかったですね…

皆が皆、女性1人という私に気を遣ってくれるのでパワハラやセクハラのラの字もありませんでした。半年間はね。

慣れてくると男性同士の会話も平気でするようになるんですよね。触られる等セクハラがあったらちゃんと訴えましょうね。

私の場合は不快感に思うセクハラはありませんでした。

100人と仲良くなってみた

上司の方でもびっくりする程悪い人がいなくて、人間関係が良くほぼ全員と仲良くなることができました。

夜勤の時なんかは肝試しをして遊んでいた程です。

特に歓迎会や懇親会では、皆でご飯を食べながら「仕事しやすい?」なんて気を遣って頂いて、皆で仲良く楽しく食事をすることができ、毎日全く仕事に行くのが苦ではなくて寧ろ仕事に行くのが楽しみで仕方なくなっていました。

プライベートは断ってましたけどね。笑

仲良くなったはいいものの社食に行きづらかったです。どうしても他の部署の人が見てくるんですよね…大盛りが頼みづらいじゃないか!

皆で社食に行くのもアリですが、私は毎日ほぼ1人で休憩室でご飯食べてました。

けど女1人でも意外とやっていけるもんなんだな。

段々仕事にも慣れてきて、新しい人が入る度に教育をして新しい仲間とも仲良くなる。

有難いことに女性も段々増えていきました。それでも9:1くらいでしたが。

そしていつの間にかリーダーとして働くようになっていました。

女性が出世する機会もある

任された仕事だけでなく自分で作ったルールの遂行等しているうちに、上司の方から有難いお話が。正社員登用です。女性にも出世等のチャンスはあるのです。

ただ、女性は結婚や妊娠や出産があるので、そのタイミングは考えた方がいいかも。おめでたいことだからいいんだけどね!というお話でした。

女性が働くにあたって、まだ妊娠、出産がすんなりとできる環境が完全に整っている訳ではないのかな?とも感じました。

私の働いた会社では理解がある方ですが、女性が少ない会社ではまだ難しいとこもあると思います…

困ったことは生理だった

生理って立っているのも辛いですよね…生理って言いづらいんです。

ただ私は「生理」という言葉について恥ずかしくはなかったですが、男性は生理痛の辛さを知らないので申し訳ない気持ちになりお腹痛いと半年間くらいは素直に言えませんでした。

「生理」という言葉は恥ずかしがらずに言うべきです。正直に話すようにしてからはゆっくり休ませて頂けるようになりました。生理休暇も取れる程です。

紳士的な男性なら「辛いなら休憩室で休んでて!」と言って頂けるはずなので、辛くてどうしようもない時は言いましょうね。

私は仕事を辞めた

なんだかお腹が痛い。

そう考えているうちにいつの間にか病んでいました。家から出ようとすると過呼吸になりました。

仕事に行きたくても行けない。鬱病です。

仕事が忙しく段々休みにくくなっていました。なのに休みがちになってしまう自分に嫌気がさしていたのも鬱病の理由にありました。勿論働き過ぎもありました。

会社の定期検診で子宮頸がんの検診に引っかかり、子宮にガンっぽいのがあると知って、仕事を辞めました。約1年半働きました。

仕事を辞めたくはありませんでしたが、契約書には1ヶ月以上休むと契約が切れるというものが書かれていたので、仕方なくです。

辞めたくなかったぁぁあああ!!

今同性がいないと困っている方へ!

なかなか職場の人と馴染めないな…と思っていませんか?周りに仲良くなれない…と悩んでいる方がいませんか?

もう一度言います。職場の人と仲良くなるために大切なのはやる気と愛想です。特に笑顔で会話を交わせば自然と仲良くなれますよ。

今のキャラをもう変えられないという方も、全然遅くはありません。

是非仲良くなるために笑顔でいてください。ただ、無理に笑うのは心に毒です。

自分が心を開けば、相手も心を開いてくれると身をもって体験しました。

職場は遊び場ではありませんが、楽しい雰囲気があってこそです!

是非、笑顔で親しみやすい雰囲気作りを目指してみて下さい!

それでは次回!

 

 

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