こんにちは。ぷにんたです。
怖い経験をしたことがありますでしょうか?私、5年前程なのですが、恐ろしい経験をしました。全然スッキリするような話ではありません…
今回は私の恐怖の実体験についてお話します。
私が体験した202号室の話
私が実際に体験したゾワっとするような話です。
ポスト
私はとあるところで一人暮らしをしていました。特急が止まる駅から歩いて2.3分のところ住んでおり、立地条件は良好です。
そしてオートロックでありポストも金庫のようで、2階角部屋、防音対策もバッチリの1LDK。スーパーが近くにありませんでしたが、とてもお気に入りの家でした。
引っ越して1ヶ月半が経ち家の中がとても落ち着くくらいに慣れてきた頃のこと。
仕事が終わり帰ってから、郵便物を見にポストへ向かいました。
私の部屋は202号室。
「えっと、202号室っと…..あれ?」
ポストが空いている。
ロックごと壊れていました。郵便物は届いておらず、
「引っ越した時に壊れているのに気づかなかったかな。」
不動産屋に連絡し、ポストは直してもらうことになりました。
大好きな出前
スーパーがないのでたまに出前を頼んでいました。特に好きだったのは銀のさら。
私は仕事以外殆ど家から出ることはなかったので出前はとても有難いものでした。
今日もお寿司を頼もうといつものように出前を取る。そして数十分で銀の〇らからピンポンが鳴りました。
銀の〇ら「出前です。」
私は正面玄関、そして玄関を開けました。
40代くらいの銀のさらの店員は「届けに来ました。」と言うな否や、玄関からのそのそと家に入り靴を脱ぎ家の中に入って来ようとしました。
私 「玄関の受け取りで大丈夫です!!!」
焦りながらそう伝えるとその店員の男の人はすっと立ち止まり、お会計のレシートを渡してきたので私は支払いを済ませました。
なんだか今日の店員怖いな….そう思いましたが、お寿司に夢中になりすぎてそのことはすっかり忘れていました。
玄関のチャイム
ピンポーン。
引っ越してから2ヶ月が経ちました。
正面玄関からチャイムが鳴ります。正面玄関と家の玄関の音の区別がつくようになりました。
私はまたNHKの集金だろうと思い、チャイムは無視していました。正面玄関にはモニターがなく電話でのやりとりのみ。
誰がチャイムを押しているかこちらからは電話に出ないとわからないので、確実に届け物とわかる時以外は一切チャイムに出ませんでした。
ピンポーン。
「またチャイムか、くどいな….」
ピンポーン、ピンポーン
親か?と思い母に連絡してみるも、「今出掛けてるけどどうした?」なんて返事が来ました。
ピンポーン。
じゃあ誰だ?こんなにしつこい人は初めてだ。
ピンポーン。
ピンポーン。
なんだかこの家おかしいな….
夜仕事なので、チャイムの音量を聞こえないくらいに下げとりあえず寝ることにしました。
<1週間後>
昼過ぎのことでした。
ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。
段々チャイムが止まらなくなってきました。最大限に下げた音量のチャイムに関わらず音に敏感になってきました。
ピンポーン。
….
あれ?鳴り止んだ。
….
ピロリンピロリン。
ピロリンピロリン。
玄関から音が鳴りました。
ピロリンピロリン。
正面玄関のオートロックを通り抜け、玄関越しからチャイムをしてくるようになったのです。
もうそれは恐ろしく玄関を見ることはできませんでした。鍵は最近特に怖くて閉めていたので家に入られることはありませんでした。
しばらくじっとしているとチャイムを鳴らした人も諦めて帰っていったようでした。
<2週間後>
ピンポーン。
ピンポーン。
ピンポーン。
朝仕事が終わり帰宅するや否やまた玄関からチャイムの音がしました。
「あーもううるさいなぁ!また執拗いやつか?!」
流石に苛立ちを感じたので家まで送ってくれた社長に電話をし、「家の玄関すごいチャイムが鳴ってるので正面玄関見て頂けます?」と伝えると快く引き受けてくれました。
自分の人使いの荒さを感じながら少し待っていると社長から電話が。
「お前って202号室か?」
「そうです…..」と伝えると、
社長「お前の部屋番をずっと呼び出している人がいるぞ。」
私「….その人って見た目どんな感じの人ですか?」
社長「店の客じゃなさそうだが40代くらいの目がギョロっとしたジーパンにTシャツの男だった。」
私はゾッとしました。
あの銀の〇ら届けにきた人だと。
その人は40代くらいでTシャツにジーパンを着て、銀の〇らを届けるにはあまりにもラフな格好をしていました。
私「もしかして家に上がってこようとした出前の店員、銀の〇らの人じゃないかもしれない….」
銀の〇らの店員は銀の〇らと書かれたTシャツの制服に灰色のズボンを着ています。
ポストを開け私の個人情報を盗みとり、銀の〇らの店員に私の名前を告げお寿司を受け取り、私の家に店員のフリをして届けにきた。そして家に上がろうとしてきたということだったのだろうと….
社長「そうか。202号室は俺の家ですがなんか用ですか?って言ったら逃げてったぞ。」
私「ありがとうございます。助かりました…」
社長「1つ気になることがあってな。」
私「なんですか?」
社長「あの男ビニール袋持ってたぞ。」
私「ビニール袋?」
社長「中にヨーグルトが2つ入ってたんだ。もしかしてヨーグルト好きなのか?」
私「大好きです…」
あぁ、ゴミ袋を漁られていたんだ。大量のヨーグルトのゴミと私の住所を見つけ出したのだと思います….
完全にストーカーじゃないか。
それ以来玄関のチャイムが鳴ることはありませんでした。
その後
流石に怖かったのであの後すぐ引越しをしました。
そしてあの助けてくれた社長。実は私のストーカーでした….家の前でよく2時間程立っていたと後でカミングアウトされました。
その時から不審な男を見かけていたみたいですが、まさかその男が私のストーカーだったとは思っていなかったそうです。
あの時もし見張りをお願いしていなかったらどうなっていたのでしょうか。いや、見張りをお願いしていなくても見張っていたという不思議な感覚です。
貴方にももしかしたらストーカーが…
住所は必ずシュレッダーにかけ、家バレしないように気をつけましょうね。
それでは次回!
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