こんにちは。ぷにんたです。
「頭いいね」だとか「性格明るいね」だとか、自分が褒められた時どう感じるでしょうか?
素直に嬉しい場合、逆に褒められることが信じられない場合などあると思います。
人によって褒められた後の気持ちは様々です。
今回は本当に人は『褒められたら育つ』のかお話しようと思います。
人間褒められたら育つ?
私は褒められたら素直に嬉しくて、褒められることで更にやる気が出ます。しかし褒められ方によっては、なんだか不安になってしまう…同じように思う方いらっしゃるだろうと思います。
「自分は本当にできているのだろうか」「もしかしたら皆本心を言わないだけなのかな」
この『褒められて育つ』という言葉は果たして本当なのでしょうか。
もし注意をされるべきところで叱られず、人生褒められてばかりだとどうなるでしょうか…..
褒められることに慣れてしまって、普段褒められていない時「自分は今ダメな人間だ」と感じてしまうようになります。
褒められてばかりでやってはいけないことに対して叱られなければ、やってはいけないことをわからないまま育ちます。叱られ慣れていないことで、叱られた時の精神的ダメージが大きくなります。失敗を経験し叱られた後はもう既に立ち直ることができず、ただただ気分が落ち込み自己肯定感は弱まる一方となります。
特に日本人は自己肯定感が低いと言われています。これは『褒められて育つ』という言葉を履き違えて教育してしまった結果です。
「やっぱり自分はダメな人間だ….」
人間褒められてばかりではダメになってしまうということです。
人は挫折や葛藤を繰り返し経験することで自己肯定感やレジリエンスを育てることができます。
レジリエンス:逆境に負けない力、落ち込んだ時立ち直る力
叱られ失敗を経験し挫折や葛藤を繰り返し自己肯定感を高めることができれば、様々な出来事を積極的に強い心で取り組むことができ、成功する度自分を認めることができるので幸福度も上がります。
ただ褒めれば人は育つ訳ではなく、失敗と成功を重ねることで人は育ちます。間違ったことは叱り、できるようになったことは褒める。人を育てるにはこれが必要不可欠なのです。
正しい褒め方をしないと逆効果!
Psychological scienceより掲載されたアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校のゲイル・ヘイマン氏らは、間違った褒め方をすると子どもの育ちに悪影響を与えるという研究結果を発表しています。「とても上手だね」と子どもの努力や行動を褒めるのではなく「とても頭がいいね」と生まれ持った能力を褒めてしまった場合、子どもは困難に取り組む力や学習しようとする意欲を低下させる結果を招くという結果でした。
それは何故か。
「頭いいね」と能力を褒められることで自分は頭が良くなければいけないんだというプレッシャーから、ズルをしてでも期待に応えようとするからです。また、子どもの知能を褒めてしまうことで頑張ることからおざなりになり「自分は努力しなくてもできるんだ」と学習をする意欲が下がります。自信の持ち過ぎは毒なのです。
褒め方を間違えると相手を育てるどころか相手に悪影響を及ぼすのです。褒めればいいというものではないということです。
ならばどうやって子どもや社会人を褒めれば成長を期待できるのでしょうか。正しい褒め方を見てみましょう。
正しく褒めるということは
正しく褒めるということは才能や結果を褒めるのではなく、その人の行動や過程、努力を褒めるべきです。
「接客明るくなったね」「この前のプレゼンわかりやすかったよ、頑張ったんだね」「今回の書類今までより上手くまとめれてるよ、ここ直してくれてありがとう」
これらが正しく褒める時に使う言葉の一例です。褒める場合に大切なのはプロセスや努力を褒めること。
どの行動が良かったかを具体的に示した方がより相手に伝わりやすいですよ。
プロセスや努力を褒められると「あぁ、頑張ってよかった!もっと工夫してみよう!」等といった意欲が生まれます。そして自己肯定感を更に高め、自分を認めることができ自信に繋がります。
人は『正しく褒められて育つ』という言葉が正解だと思います。
まとめ
人はプロセスと努力を褒めることで育つということ、そして褒めるだけではいけないということ。
今回の記事でお話したような褒め方ができれば子育てや人材教育にとても役立つと思います。
是非とも活用してみてください!
それでは次回!
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