【醜形恐怖症】自分の見た目が嫌で仕方ない…あなたは悩んでいませんか?

こんにちは。ぷにんたです。

「人は中身が大切」という言葉があります。身だしなみはマナーとしてするべきですが、中身が大切であって人は内面を磨くことで自分らしさや魅力が引き出せます。

それでもまず人から見られるのは外見。「自分の見た目」を気にすることは少なくともどの人でもあると思います。身体を鍛えたり、化粧したり、オシャレしたり…人からどう見られるかを気にして試行錯誤しながら見た目を良くするように努力しますが、中には自分の見た目を気にし過ぎる人がいます。

『醜形恐怖症』

聞いた事ありますでしょうか。自分の見た目を醜いと思い込んで悩んでいる方がいます。かなり深刻です。

拒食症な程すごくガリガリに痩せているのにジムで走っている人がいたのでもしかしてと思いまして….。

今回は醜形恐怖症についてお話します。

醜形恐怖症とは

醜形恐怖症(しゅうけいきょうふしょう)

身体醜形障害ともいいます。身体の一部や複数の部分を醜いと感じ不満を持ちます。酷い場合は人は何も思わないくらいの見た目にも関わらず、自分の顔は異常だ、歪んでいる、奇形だなど感じ思い悩みます。そのコンプレックスが原因で生活に支障をきたすのです。

強迫性障害に分類される障害です。

MEMO
強迫性障害とは自分の意思に反して、繰り返し浮かんでくる不合理な考えやイメージを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気。抑えようとしても抑えられない強迫観念と、その不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為がある。

発症のきっかけ

他人の心ない言葉や戸惑うような辛い場面に出くわすことをきっかけに、悲観的な思い込みをし始め落ち込みます。妄想的な錯覚が生まれ自分の容姿の見たくない部分が気になってきます。

発症する年齢

18歳以前に発症する人が約2/3を占めています。子どもの時から気にしていたパーツへの嫌悪感が徐々に増していき、思春期頃より障害や恐怖症になるレベルに達します。平均発症レベルは16〜17歳ということでした。

症状は?

目や鼻や口元等顔のパーツであったり、身体の形や太さ、ホクロ、髪、体毛等気になるところは人によって様々で、気になるパーツに対し極度に理想やこだわりを持っています。身体全てにおいてコンプレックスを持つ人もいます。

実際に鼻が大きかったり、目が小さかったり、唇が厚すぎるなどといった欠点と感じる部分を過剰に気にして悩む人もいれば、客観的に見ると何も違和感を感じないことで悩む人もいます。自分が正常であるということに気付いていないのです。

自分の顔に嫌悪感や不快感を抱き、自分の身体や顔等気になるところを一日に何度も鏡で確認しては、がっかりして更に落ち込んでいきます。希死念慮を抱く程重い症状の方もいます。

自分の見た目が今の環境や上手くいかない生活に悪影響を及ぼしていると考え、手術をして容姿を修正すれば全て解決されると思い込むこともあります。この思い込みによって整形を繰り返し整形依存性となることがあるのです。

「自分は太っている」と体型に目を向ければ痩せようと過度にダイエットに取り組んでしまい拒食症になりかねません。

見た目を気にしすぎるあまり引きこもりになってしまうなどマイナスな行動を取ってしまうことで、周囲との関係は更に悪化し、自分が醜いからだという思い込みを深めます。この不安感や焦燥感から鬱病を引き起こしてしまうこともあるのです。

醜形恐怖症の人の行動って?

見た目を気にし過ぎるあまり帽子や濃いメイク、マスクで気になるところを隠さないと気が済まなくなり、メイクや鏡チェックなどいつしか止められなくなってしまいます。

コンプレックスを隠すのみでは飽き足らず、整形するようになり、整形依存性になってしまう方が少なくありません。整形依存性の方で醜形恐怖症だということに気付いていないこともあります。1つのパーツを良くしたとしても他のパーツが気になりだして悩んでしまうことや、どれだけ整形しても変わったことに納得できず悩みます。

自分のコンプレックスを隠したり、良くしようと思うあまり、このように生活に支障をきたすほど繰り返し行動をしてしまうのです。

原因

環境要因

見た目によるイジメを受けていたことがある、虐待を受けていたといったように劣悪な環境によって醜形恐怖症を発症してしまう場合もあります。

遺伝要因

また、強迫性障害である、または以前強迫性障害であった人の元に生まれると遺伝的に醜形恐怖症になることがあります。

治療法

投薬

セロトニン再取り込み阻害薬やクロミプラミンといった抗うつ薬を投薬する治療が有効だそうです。

認知行動療法

認知の歪みから起こる憂うつな気分や負の感情を軽減するため、認知や行動を変えていく療法です。

これは自分でもできる療法です。自分の行動パターンや自分の状態を記録し、自分を客観視する方法です。認知行動療法が可能なアプリや書籍もあります。

鏡で何度も自分の顔を見てしまうといった反復的に行ってしまう癖をやめることが大切になります。

醜形恐怖症にならないために

自分の価値観で容姿を決めることなく、客観的に自分の行動を見つめることが大切です。自分の容姿だけを気にせず、趣味や好きなことに没頭できるように広い視野を持ち、様々なことを楽しむようにすることが大切です。

容姿の理想を追い求め過ぎてはいけません。どんな人にもコンプレックスはあるもだという気持ちのゆとりを持ちましょう。

まとめ

もしかして自分にも過剰にやりすぎている行動がないか、いつでも自分を客観視することが大切です。

美人だな、カッコイイなと思う人でもコンプレックスはあるものですがそれを人に言わないだけです。

容姿に悩んで暗くなる人より、明るい笑顔で人と接することができる人の方が魅力的に見えますよ。

それでは次回!

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