私のおじいちゃんの話。家族の温かみ、そして〝結婚〟に思うこと

こんにちは。ぷにんたです。
 
両親に少し遅めのバレンタインチョコを渡すために、久々に実家に帰りました。
 
実家に帰って早々両親に言われる言葉。それは、
「早く孫の顔が見たい」です。
 
確かに親ならそう思っても仕方がないこと、というよりはそれを楽しみに生きているようです。私今は1人っ子なので余計にそうなりますよね… 若い時はうるさいなぁと感じていましたが、今はそう思ってくれる人がいて素直に嬉しい。
 
お見合いで結婚されている方もいると思いますが、現代の日本は自由に恋愛ができ、恋愛の末結婚に至る夫婦が大多数だと思われます。私もいつか〝この人と死ぬまで一緒にいたい〟と思う人と結婚するんだと思います。
 

人生で一番泣けたバレンタイン

今日はおじいちゃんおばあちゃんにも遅めのバレンタインチョコを渡しに行きました。
 
私のおじいちゃんは数年前、脚立に登って壁にペンキを塗る際に脚立に早く登り過ぎてその速度に脚立が耐えられず後ろに傾き、「あーん」と言いながらおじいちゃんは頭からコンクリートに着地していました。
 
脚立に登ることにさえ時間を使いたくないせっかちな性格のとても元気なおじいちゃんですが、最近弱ってきたのか今では脚立に登ることをせず、遺産相続の話や今の自営業辞めてからどこに家建てるかなど私の両親と相談しています。
 
そう、終活です。
 
少し不安げな顔をするおじいちゃんを見ると、別れが近いように思えてしまって悲しいです。
 
そんなおじいちゃんも死ぬ前に曾孫が見たい気持ちがあるようで「はよいい人見つけて結婚せえ!」と…「はよはよ!!」と…
そんな死に急ぐように言わなくていいのに。

今日おじいちゃんがこんな話をしてくれた

今日おじいちゃんが私にこんな話をしてくれました。
 
おじいちゃんとおばあちゃんはお見合いでの結婚で、結婚式の日隣にいるおばあちゃんを見て、
 
「あぁ、私この人と結婚するんだ。」
 
とその時思ったそうです。好きな人と結婚する実感ではなく、まだ謎な人と結婚する不思議さを感じたという意味でした。
両家が取り決めた結婚が決まってから初めて2度ほどデートをしただけでそれ以外は会ったことは無かったそうです。
 
結婚式や新居や出産の順序等全て両家の両親が準備してくれたからそれはとても有難かったし、おばあちゃんはすごい美人で細いから結婚できて良かった。長い間一緒に暮らしてきたから、あんな変わり者のおばあちゃんだけど怒ることや嫌なことを知っているからこれは言わないでおこうとかちゃんと考えることができるようになったよ。今は自分で結婚する人を選ぶことができるんだからしっかり安定した人と結婚するんだぞ。ちょっと太りすぎだからまず痩せてからだね。と言われました。
 
やはり熟練経験者が語ることはとても胸に突き刺さります。
 
 
おじいちゃんはおばあちゃんの嫌なところも全て受け入れて人生のパートナーとして愛しているんだなと、包み込む優しさを感じました。
おばあちゃんはおじいちゃんに対して、「早く死ねばいいのに」なんて陰口を言っていますがきっと最期まで一緒なんだと思います。とても温かい夫婦で泣ける。何だかんだ言って最期まで一緒にいられる夫婦、憧れます。
 
 
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おじいちゃんが自分の話を私にしてくれたのは人生で初めてな気がします。
なので泣きながら描いてました。
 

なぜ人は別れを選ぶの?

自由に恋愛ができる今、お互いの価値観の違いで離婚したり、不倫での離婚であったり様々で離婚率がとにかく高い。家族ってそんなもんなの?
 
離婚してはいけないとは思っていませんが、ただお見合い結婚が当たり前であった昔に比べて離婚率が多いのにはとても疑問を感じています。
 
離婚の理由は様々ですが離婚する理由に挙げられる一つの理由として、〝価値観が合わない〟ということです。価値観が合わないから喧嘩が起きる。
 
元々生まれた環境の違う者同士が結婚して家族になる、きょうだいでさえ価値観の差は生じるのに他人との結婚で価値観が一致する訳がありません。
価値観が合うから喧嘩しないし結婚したという方は中にはいます。どちらかが意見を言えず我慢しているか、しっかりした価値観を持った者同士なのでしょう。
 
どちらかが嫌なことはある程度合わせなければいけないし、どうしても合わせられない普通からズレている価値観は相手に教えてあげなければなりません。それができる相手こそ最期のパートナーだと感じます。

大切なことを学びました

喧嘩はどうぞして下さい。喧嘩することで相手の気持ちが初めてわかることもあります。しかし、喧嘩別れなんて勿体ないことはしないで下さい。話し合って話し合ってお互いの価値観を見つめあって下さい。きっと愛は深まります。折角選んだ相手なのだから大切にしましょう。離婚は相手も悪い場合もあるけれど、自分も悪いんです。相手をしっかり見てなかったから、相手と価値観を擦り合わせられなかったからだと思います。
 
現代人の結婚観で多いのは、自分の人生のための結婚なのかな…なんて。
 
もし離婚するか相手と別れるか悩んでいたら、どうして相手を選んだか考えてください。相手を選んだのは自分です。
 
自分の最期の時、誰と一緒にいたいですか?
 
家族の温かさを感じた、そんな一日でした。
 

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